あなたは、どう思いますか?
私は、「整理整頓」という作業を愛してる。「趣味」と言ってもいいくらいに。
例えば、家族と大ゲンカして、心がモヤモヤしてたとして。
「このタンスを投げるわけにもいかないし。あの窓ガラスをバリーンと割るわけにもいかない」
と・・理性が、私にブレーキをかける。
あー!!このどす黒い「いらいら」をどうしたらいいの!?
気づくと、洋服ケースの服をぜーんぶ床に取り出して、整頓を始めている私。
「これは、好き」
「これは、必要」
「これは、今の私にはいらない」
徐々に、どす黒い雲が、暖かい光で消されていく。
私は、「好きなもの」だけに囲まれて生活したいのです。
「いらないと判断したモノ」は、とりあえず、「不必要バッグ」へポンッ。
(「最初にザクッと仕分ける」のは、ストレスが少なくお勧めです)
「不必要バッグ」に入れたものは、オフハウスへGo!
または、ネットで、「Web買い取り」を申し込みます。
整理整頓は、自分自身との対話
ここで、こんな疑問がうかびます。
なぜ、整理整頓をすると、心のモヤモヤは晴れるのかな?
私が思うに、「何を残し、何を捨てるか?」を考える整理整頓は、「自分自身との対話」。
つまり、「自分自身を深く知る」ということ。
そう・・私たちは、自分自身を知っているようでいて。実は、「本当の心の状態」に気づけていない。
こんなことは、よくあります。
整理整頓は、自分を見つめなおし、好きなものを再確認するチャンスです。
整頓する時に、1つ1つのモノと真剣に向き合う。
同時に、今の自分と向き合って、対話をしていきます。
「これは、大好き」
「これは、今の私は、もう好きじゃない」
自分の気もちに正直になって、1つ1つを判断する。
「必要なモノの山」と「不必要なモノの山」へ分けていきます。
(この作業の時は、「感情」を優先した方がうまくいきます)
2冊の本を紹介します
私が読んでよかったと思った2冊の本から、素敵な文章を抜粋します。
1冊目
「心を整える 勝利をたぐり寄せるための56の習慣 (長谷部誠 著 幻冬舎出版 )」より。
3 整理整頓は心の掃除に通じる
ドイツには「整理整頓は、人生の半分である」ということわざがある。
日頃から整理整頓を心がけていれば、それが生活や仕事に規律や秩序をもたらす。
だから整理整頓は人生の半分と言えるくらい大切なんだという意味。
このことわざには、僕も共感できる。
試合に負けた次の日などは、何もしたくなくなって、部屋が散らかってしまうときがある。
あの場面で違うプレーをすれば良かったという未練や悔しさが消えず、
自分の心の中が散らかってしまっているからかもしれない。
そんなときこそ、整理整頓をめんどくさがらなければ、同時に心の中も掃除されて、気分が晴れやかになる。
紹介したい2冊目の本、
「能力以上の成果を引き出す本物の仕分け術 頭の中から始まる仕事革命 (鈴木進介 署 青春出版社)」
より、下の文章を抜粋します。
シンプルライフ、断捨離、ミニマリストなどという言葉が、盛んに飛び交っています。
モノを多く持つことより、ほんとうに必要な最低限の数のモノだけを選ぶことで、
洗練された暮らしをする人たちのことです。
実は、頭の中もモノと同じで、究極は「大切なものが1つだけ」の状態が理想です。
なぜなら、「大切なものが1つだけ」の状態では、他に選択肢がないので決断にブレがありません。
また、迷いもないので、すぐに行動に移すことができるからです。
(中略)
「決断」とは、「決めて、断つ」こと。
つまり、他の選択肢を切り捨て、問題を小さくすることです。
決断したときから、自分の運命が変わります。
捨てるものを捨てないと、前に進むことはできません。
何から手をつけていいのかわからない状態では、動き出すことはできいのです。
だからこそ、すべての行動には「仕分けて、捨てる」というステップが欠かせません。
整理整頓は、幸運を呼び込むチャンス
自分で言うのもなんだけど、そう言えば、私は、人と比べて決断が早いかな。
それは、大好きな整理整頓を通じて、「決めて、断つ」トレーニングを重ねてきたからかな?
もしあなたが、「自分は整頓下手」と思っているなら、今日が、「変わるチャンス」。
モノを動かすことは、「フローな状態を作ること」。
フローな状態を作ると、よい運気を取り込めます。
1 この1年間、着なかった服
2 最近読んでいない、ファッション誌
3 「また読むかもしれない」と思っても、実際には読むことのない本
4 「いつか使うかもしれない」と思い、とりあえず置いている収納ケース
上のモノは、ぜーんぶリサイクル店へGo !
大きなモノは、「市のクリーンセンター」へ行って、処分してしまいましょう。
捨てるモノに、心を込めて「ありがとう」と声をかけると、罪悪感もなくなりますよ。(^_-)
今日できないものは、明日もできない。
いつもそう思って、毎日を大切にしていきたい。
(三宅宏美 重量挙げ・銀メダリスト)